キネシオロジーとは?キネシオテープ・ホワイトテープの違いと使い分け|接骨院・整骨院・鍼灸院・整体院向けテーピングガイド

接骨院や整骨院、鍼灸院、整体院などの施術院で多く使われるテーピングですが、伸縮・非伸縮・キネシオロジー・自着性など多くの種類があり、使用することに迷うことがありますよね。「キネシオテープとホワイトテープはどう違うの?」という質問は、患者さまからも聞かれることがあるかもしれません。

本記事ではキネシオロジーの概念から、キネシオテープとホワイトテープの2つテーピングの特徴や役割、使い分けを整理してお伝えします。
テープ選びの参考にしてみてください。

キネシオロジーとは

キネシオロジー(Kinesiology) とは、人体の運動・動作を力学的・解剖学的に研究する学問領域です。語源はギリシャ語の「kinesis(運動)」と「logos(学問)」からなり、日本語では「運動学」「動作学」と訳されることがあります。

接骨院・整骨院・鍼灸院・整体院でのキネシオロジーの活用

接骨院・整骨院・鍼灸院・整体院においては、キネシオロジーの知識は次の分野で活かされます。

- 筋肉・骨格の動作分析:来院者の動作観察から、どの筋肉・関節に負担がかかっているかを評価する
- テーピング・サポーターの選択根拠:筋肉の走行・関節の動きを理解した上で、適切な固定・サポートを選ぶ
- リハビリ・運動指導: 正しい動作パターンを覚えてもらうための運動指導に活用

特に「キネシオロジーテープ」は、このキネシオロジー(運動学)の知識をもとに開発されたテーピング資材として世界的に普及しています。

キネシオロジーテープ(キネシオテープ)とは

キネシオロジーテープ(キネシオテープ)の画像

キネシオロジーテープは、皮膚と同程度の伸縮性を持つ、体を動かすためのテーピング用の粘着テープです。1970年代に日本で開発され、今や世界中のトップアスリートから介護の現場、日常のセルフケアまで幅広く使われています。

キネシオロジーテープの主な役割

- 筋肉のサポート:筋肉の走行に沿って貼付することで、収縮・弛緩のサポートをする
- 固有受容感覚のフィードバック: 皮膚への刺激が関節位置感覚を高め、無意識の運動制御を補助する
- リンパ・血液の循環サポート:皮膚のリフティング効果により、皮膚直下の循環をサポートする

 キネシオロジーテープの特徴

- 皮膚と同程度に伸び縮みするため、筋肉をサポートしながらも動作を妨げにくい
- 撥水タイプもあり、比較的長時間貼り続けることができる
- 色がついたものもあり、患者さまの見た目ニーズにも対応
- 筋肉のサポートのほか、皮膚表面を優しく引き上げることで貼付部位の動きをスムーズにする働きもある

キネシオロジーテープの貼り方の考え方

キネシオロジーテープの貼り方は、目的に応じて変わります。下記を参考にしてみてください。

目的 張力の目安 貼り方の方向
筋肉のサポート(活性化) 15〜25%テンション 筋肉の起始部から停止部へ
筋肉の弛緩促進 0〜15%テンション 筋肉の停止部から起始部へ
リンパの流れへのアプローチ テンションほぼゼロ リンパ節に向かって
固有受容感覚フィードバック 皮膚が少し引き上がる程度 関節を越えるように

テープの張力は皮膚を軽く引き上げる程度が基本と言われています。

[伸縮テープ一覧ページはこちら]

ホワイトテープ(非伸縮テープ)とは

ホワイトテープの画像

ホワイトテープ(アスレチックテープ・固定用非伸縮テープ)は伸縮性がほぼゼロのテープで、関節の動きを物理的に制限することを主目的とします。足首・手首・膝などの固定や急なケガの応急的な固定などに使われることが多いです。

 ホワイトテープの主な役割

関節の動きの制限・固定: 伸縮しないため、関節が動く方向に物理的な制限をかけられる
- 受傷直後の応急処置・固定:スポーツ現場などで突き指や捻挫が起きた直後など、動いて悪化するのを防ぐ役割で使用されることもある
- 関節の補強(安定性の向上):激しい接触があるスポーツ(ラグビー、アメフト、バスケットボールなど)で、負荷がかかりやすい指の関節や手首などに巻くことで、関節全体の構造を外側から補強できる

ホワイトテープの特徴

- 伸縮しないため動作制限が明確で確実
- 指などでも使用できる細い幅がある
- アンダーラップと併用されることもある
- 巻き技術が必要(基礎テクニックの習得が前提)

[ホワイトテープ一覧ページはこちら]

テーピングの種類別比較

テーピングの種類 伸縮性 主目的
キネシオロジーテープ 高伸縮 筋サポート・固有受容感覚
固定用伸縮テープ 低伸縮 適度な固定・動作制限
ホワイトテープ 非伸縮 関節固定・動作制限

用途別の使い分け

①関節の動きの制限・固定

ホワイトテープ

主な使用部位:足首、手首、膝、指など
・関節の可動域を制限・固定するときに使用されることが多いです。ひねりの方向(内反・外反)に応じて固定の方向を決めます。なお、アンダーラップを巻いてからホワイトテープを貼ると皮膚への負担が軽減します。

使用製品の目安: ホワイトアクション

② 慢性的な筋肉のトラブル

キネシオロジーテープ

主な使用部位:肩、腰、膝、ふくらはぎなど(全身の各筋肉・関節)
・筋肉の走行に沿って貼付することで、収縮・弛緩のサポートをします。テープの縮む力が筋肉の働きを助け、疲労を軽減したり、正しいフォームで動かしやすくする役割があります。

使用製品の目安:αテックス(薄手)、αテックス(標準)エマルションタイプ

③ スポーツ中の関節サポート(亜急性〜慢性)

固定用伸縮テープ

主な使用部位:足首・肩・膝など
・完全固定までは必要ないものの、ある程度の動きを確保しながら適度に固定したい場合に選ばれる、ホワイトとキネシオの中間に位置するテープです。スポーツ中の動きをある程度確保しながら、適度な関節の固定が可能です。

使用製品の目安: アクションテックス、ライトアクション

④スポーツ中継続使用・帰宅後の継続的なケア

キネシオロジーテープ(撥水タイプ)

主な使用部位:肩、腰、膝、ふくらはぎなど(全身の各筋肉・関節)
・水に濡れても剥がれにくく、スポーツ中の汗やお風呂にも対応できる防水・撥水仕様のテープです。試合や練習中の剥がれを防ぐだけでなく、施術院で貼った後の状態を自宅に帰ってからも維持しやすくなります。

使用製品の目安: アクションテックス・各種 撥水タイプのキネシオロジーテープ

ダイヤ工業の主要テーピング製品

ダイヤ工業オンラインストアでは、各種テーピングを会員価格で提供しています。施術院での使用量に対応した業務用サイズも多数取り扱っております。

αテックス(アルファーテックス)

αテックス(アルファーテックス)の画像

薄手タイプは通気性があり、重ね貼りもしやすいテープです。薄手なので、指や手などの細かい部位の使用もおすすめです。標準タイプはエマルション粘着剤でかぶれにくく、適度な厚みがあり、大きい部位のテーピングにおすすめです。
[αテックス(薄手)掲載ページはこちら]
[αテックス(標準)エマルションタイプ掲載ページはこちら]

アクションテックス

アクションテックスの画像

これまでのテープより生地が厚く、伸縮率を抑えているので、関節などを適度に固定することができます。汗や水に強い撥水タイプではがれにくいので、スポーツ中の関節サポートにおすすめ。ダイヤ工業独自の人気テーピングです。
[アクションテックス掲載ページはこちら]

ライトアクション

ライトアクションの画像

ホワイトテープに近い超低伸縮のテープで、関節等の固定に使用することができます。肌にやさしいアクリル系の粘着剤を使用し、長時間使用してもかぶれにくいです。
[ライトアクション掲載ページはこちら]

ホワイトアクション(固定用非伸縮テープ)

ホワイトアクションの画像

低刺激性アクリル系粘着剤を使用し、糊残りも気になりにくい固定用非伸縮テープです。足首・手首・膝等のの固定テーピングに使える定番品です。

 [ホワイトアクション掲載ページはこちら]

よくある質問(FAQ)

Q1. キネシオロジーテープとは何ですか?
A. キネシオロジーテープは、運動学(キネシオロジー)の知識をもとに開発された伸縮性の高いテーピングテープです。皮膚と同程度の伸縮性を持ち、筋肉のサポート・固有受容感覚のフィードバック・循環のサポート等に使われます。

Q2. キネシオロジーテープとホワイトテープはどう使い分けますか?
A.基本的に下記のように使い分けることが多いです。
・ホワイトテープ: 急性外傷(急なケガ)などでの関節の固定や可動域を制限したい場合
・キネシオロジーテープ: 日常・スポーツ時の筋肉・動作をサポートしたい場合

Q3.固定用伸縮テープとはなんですか?
A. 伸縮率を抑えたテープで、可動範囲の大きい関節部の固定に使用されることがあります。若干の伸縮があるので、ある程度の固定や動きの制限が必要な場合におすすめです。ホワイトテープを巻くのが難しい部位や場面で活用することができます。

Q4. 施術や大会のサポートでたくさん使うことがあります。業務用のキネシオテープはありますか?
A. 商品によって業務用タイプがございます。通常は1巻あたり3.5~5m程度のことが多いですが、1巻30~40m程度の業務用を販売しています。また、1箱あたり4~6巻程度が入ったものが一般的ですが、30巻以上はいった「バルクタイプ」もございます。

Q5. 接骨院・整骨院等でテーピングを物販するメリットはありますか?
A.大きく分けて「患者さまの満足度向上」と「院の収益化」の2つのメリットがあります。施術効果を持続させるセルフケア用として患者さまに提案することで、信頼関係が深まり、次回来院への動機付けになります。また、会員さま限定の卸価格で仕入れ、標準価格で販売することで、自費売上の柱としてもご活用いただけます。

まとめ

テーピングの種類 主用途 ダイヤ工業の代表製品
キネシオロジーテープ 筋サポート・固有受容感覚 αテックス
ホワイトテープ(非伸縮) 関節固定・急性外傷固定 ホワイトアクション
固定用伸縮テープ 可動域が大きい関節等の適度な固定 アクションテックス・ライトアクション


患者さまの状態に合わせて、適切なテーピングを使い分けることで、顧客の満足度向上につながり、物販の機会が広がります。

たくさんテーピングがあって違いがわからない、テーピングを試してみたい!など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
先生のお力になれるよう全力でサポートさせていただきます。

テーピングを会員限定価格でご購入いただくには、[ダイヤ工業公式オンラインストア]会員登録(無料)をご活用ください。施術者・医療従事者向けの会員価格でご購入いただけます。

記事について

執筆者:ダイヤ工業 メディカル部門スタッフ

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