スポーツでの膝のトラブルは、接骨院や整骨院に来院される患者さまの中でもよく見られます。ですが、膝のサポーターの種類が多く、患者さまへの膝サポーター選定で、迷われる先生も多いのではないでしょうか?
今回はダイヤ工業 bonboneブランドの人気スポーツ向け膝サポーター4種類(M.ACLest(マクレスト)/スポーツニーガード/DXフロントニーガード/ニーインクロス)を、各種靱帯サポート力・圧迫力・特徴などのポイントで徹底比較しました!
「ACLのサポートや膝の動揺にどれを提案すべきか」「コンタクトスポーツでも使える金属不使用タイプはどれ?」など、接骨院・整骨院の先生やスポーツトレーナーが患者さま・選手への製品提案に迷いやすいポイントを整理し、比較表と詳細解説でひと目でわかるようにまとめています。
この記事でわかること
- bonbone人気膝サポーター4製品(M.ACLest・スポーツニーガード・DXフロントニーガード・ニーインクロス)の制限力・圧迫力・構造の違い
- ACL(前十字靱帯)・MCL(内側側副靱帯)・LCL(外側側副靱帯)におけるサポート特性の可視化
- 各製品の「適した選手・患者像」と施術院・現場での使い分け方針
- 4製品のスペック一覧比較表
スポーツ向け膝サポーター選びで確認したい4つのポイント
先生やトレーナーが選手・患者さまに膝サポーターを提案する際、どのポイントで製品を選べばよいか迷うことはありませんか?
特にACL(前十字靱帯)損傷リスクや膝の回旋動揺(ニーイン動作)に対応するサポーターは、ステーの有無やクロスベルトの構造によってサポート力とコンタクトスポーツ適性に差があります。以下の4つのポイントを押さえておくと選択がスムーズになります。
| ポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 制限力(回旋・ニーイン) | 下腿の内旋や脛骨の前方引き出し、ニーイン(膝の崩れ)動作をどの程度強く制限・コントロールしたいか。 |
| 金属・ステーの使用有無 | サッカーやラグビーなど金属使用が制限される競技や、衝突時の安全性が求められるか。 |
| 圧迫力と固定部位 | 大腿部または下腿部のどちらを集中的に圧迫固定したいか。筋肉のブレを抑えホールド感を高めるポイント。 |
| 動作性の高さ | 競技中の動きやすさやサポート力のバランス、競技パフォーマンスへの支障の少なさ。 |
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◆今回比較するダイヤ工業の膝サポーター4製品
① M.ACLest(マクレスト)
樹脂ステーとプレートにより、ニーイン動作や脛骨の前方引き出しを強力に制限する本格スポーツモデル。
② スポーツニーガード
金属・樹脂不使用でコンタクトスポーツに対応し、クロスベルトで膝の左右動揺抑制と大腿部圧迫を両立したモデル。
③ DXフロントニーガード
金属・樹脂不使用の安全設計で、クロスベルトが回旋動作を抑えて膝全体をしっかりサポートするモデル。
④ ニーインクロス
独自のクロスストラップで膝の内崩れ(ニーイン)制限に特化し、高い動きやすさを確保した軽量モデル。
4製品 詳細解説
① M.ACLest(マクレスト)|ニーイン動作や回旋、前方引き出しをしっかり制限

サポート力:強|ACLサポート力:★★★★★|MCLサポート力:★★★★★
M.ACLest(マクレスト)は、ACL(前十字靱帯)のサポートや激しい切り返し動作を伴う競技のために開発されたスポーツ向け膝サポーターです。下腿の回旋動作(内旋)および前十字靭帯にアプローチするフロントガード機能を搭載し、脛骨の前方引き出しをしっかり制限。側面の樹脂ステーに加え、内側にプレートを使用することでニーイン動作を制限し、膝関節の良好な状態をサポートします。
■ 機能評価表(M.ACLest)
| ACL(前十字靭帯)サポート力 | ★★★★★ 強い |
|---|---|
| MCL(内側側副靭帯)サポート力 | ★★★★★ 強い |
| LCL(外側側副靭帯)サポート力 | ★★★★☆ やや強め |
| 特徴 | ニーイン動作・回旋を制限 脛骨の前方引き出し制限 |
| 圧迫力 | ★★★★★(特に下腿部) |
| その他 | 樹脂ステー使用 内側にプレート使用 |
こんな選手・患者さまにおすすめ
- ACL(前十字靭帯)をサポートしたい方
- スポーツ時に使用したい方
- 内側側副靭帯をサポートしたい方
担当者コメント
ACL(前十字靭帯)をサポートできるダイヤ工業の膝サポーターの中でも、サポート力が最も強く人気の製品です!特にクロスベルトと内側プレート構造によるニーイン動作制限はもちろん、厚めの生地と両サイドの樹脂ステーで膝がしっかりと安定する感覚があります。「動作制限をしながら復帰時のパフォーマンスを支えたい」という時に頼りになるサポーターです。(※スタッフ個人の感想です)
② スポーツニーガード|クロスベルトで強固に回旋制限するロングタイプ

サポート力:強|MCLサポート力:★★★★★|LCLサポート力:★★★★★
スポーツニーガードは、片側2本の50mm幅クロスベルトを採用したスポーツ向け設計の膝サポーターです。ロング設計で大腿部にアンカーベルトがあり、大腿部をしっかりと圧迫をかけながら回旋動作を強力に制御します。金属や樹脂パーツを一切使用していないため、ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツでも相手や自身の怪我リスクを防止します。
■ 機能評価表(スポーツニーガード)
| ACL(前十字靭帯)サポート力 | ★★★★☆ やや強め |
|---|---|
| MCL(内側側副靭帯)サポート力 | ★★★★★ 強い |
| LCL(外側側副靭帯)サポート力 | ★★★★★ 強い |
| 特徴 | 片側2本の50mm幅クロスベルトで回旋動作を強く制限 |
| 圧迫力 | ★★★★★ (特に大腿部) |
| その他 | 金属、樹脂不使用 |
こんな選手・患者さまにおすすめ
- ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで使用したい方
- 膝周りを幅広く圧迫・サポートしたい方
- 大腿部をしっかりと圧迫し、回旋動作を制限したい方
担当者コメント
ステーが入っていないにもかかわらず、太いクロスベルトによる締め込み力や回旋動作制限をしっかりと感じることができます!大腿部がしっかり固定されており、ロング設計なので膝の広い範囲で安定感があります。金属不可のコンタクトスポーツ現場でも重宝されているサポーターです。(※スタッフ個人の感想です)
③ DXフロントニーガード|クロスベルトで回旋制限する万能タイプ

サポート力:中~強|ACLサポート力/MCLサポート力/LCLサポート力:★★★★☆
DXフロントニーガードは、スポーツニーガードよりも全長が短く、汎用性の高い膝サポーターです。前面のクロスベルト構造が膝の不要な回旋動作をしっかり制限しながら、膝全体を包み込み適度に圧迫・サポートします。金属・樹脂パーツを使用していないため、コンタクトスポーツでも使用できます。
■ 機能評価表(DXフロントニーガード)
| ACL(前十字靭帯)サポート力 | ★★★★☆ やや強め |
|---|---|
| MCL(内側側副靭帯)サポート力 | ★★★★☆ やや強め |
| LCL(外側側副靭帯)サポート力 | ★★★★☆ やや強め |
| 特徴 | クロスベルトで回旋動作を制限 |
| 圧迫力 | ★★★★☆ |
| その他 | 金属、樹脂不使用 |
こんな選手・患者さまにおすすめ
- 膝全体にしっかりと圧迫をかけたい方
- 膝の回旋操作を適度に制限したい方
- ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで使用したい方
担当者コメント
「スポーツニーガードだと丈が長すぎる」「もう少し動きやすさもほしい」という方におすすめです!クロスベルトによる制限力と、膝全体を包み込む長さで安定感を感じることができます。コンタクトスポーツにも使えて汎用性が高く、1足持っておくと重宝します。(※スタッフ個人の感想です)
④ ニーインクロス|ニーイン制限と動きやすいフィット感にこだわったサポーター

サポート力:中|ACLサポート力:★★★☆☆|MCLサポート力:★★★☆☆
ニーインクロスは、ジャンプの着地や切り返し時に発生する「ニーイン(膝が内に入る動き)」の抑制と動きやすさにこだわった膝サポーターです。伸縮率の異なる左右非対称ゴムで、ニーインを自然に抑えながら、薄くて軽い通気性のある素材を使用することで、膝へのフィット感も実現しました。
■ 性能評価表(ニーインクロス)
| ACL(前十字靭帯)サポート力 | ★★★☆☆ 標準 |
|---|---|
| MCL(内側側副靭帯)サポート力 | ★★★☆☆ 標準 |
| LCL(外側側副靭帯)サポート力 | ★★☆☆☆ やや弱め |
| 特徴 | ニーイン(膝の内崩れ)動作を制限 動きやすい |
| 圧迫力 | ★★★☆☆ 標準 |
| その他 | 右用・左用別設計 / ステー不使用 |
こんな選手・患者さまにおすすめ
- 膝周りが不安だけど、動きを妨げたくない方
- 前十字靭帯、内側側副靭帯をサポートしたい方
- スポーツ時に使いたい方
担当者コメント
スポーツ時により動きやすいサポーターが欲しいという声を実現したサポーターです!クロスベルトでニーインを制限しながら、薄い生地で膝にフィットするので、パフォーマンスを維持したまま膝をサポートできます。他の3製品ほどの固定力は必要ないけれど、適度に膝をサポートしたい方におすすめです。(※スタッフ個人の感想です)
4製品のスペック比較表(一目でわかる一覧表)
4製品のスペックを一覧でまとめました。患者さまの状態・競技レベル・使用シーンなどと合わせてご活用ください。
| 製品名 | 重症度別 | ACL | MCL | LCL | 特徴・動作制限 | 圧迫力 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| M.ACLest (マクレスト) |
中度〜重度 | ★★★★★ 強い | ★★★★★ 強い | ★★★★☆ やや強め | 下腿の回旋動作(内旋)を強く制限 脛骨の前方引き出し制限 |
★★★★★ 強い (特に下腿部) |
樹脂ステー 内側プレート |
| スポーツニーガード | 中度〜重度 | ★★★★☆ やや強め | ★★★★★ 強い | ★★★★★ 強い | 片側2本の50mm幅クロスベルトで回旋動作を強く制限 | ★★★★★ 強い (特に大腿部) |
金属、樹脂不使用 |
| DXフロントニーガード | 軽度〜中度 | ★★★★☆ やや強め | ★★★★☆ やや強め | ★★★★☆ やや強め | クロスベルトで回旋動作を制限 | ★★★★☆ やや強め | 金属、樹脂不使用 |
| ニーインクロス | 軽度〜中度 | ★★★☆☆ 標準 | ★★★☆☆ 標準 | ★★☆☆☆ やや弱め | ニーイン動作を制限 動きやすい仕様 |
★★★☆☆ 標準 | ステー不使用 |
まとめ
■ bonbone膝サポーター 4製品の使い分けガイド
| ACL復帰期・下腿内旋/前方引き出しの強度な制限に | → M.ACLest |
| コンタクトスポーツ・金属不使用で強度な回旋制限・大腿部の圧迫に | → スポーツニーガード |
| コンタクトスポーツ・金属不使用で回旋制限・膝全体のサポートに | → DXフロントニーガード |
| ニーイン(膝内崩れ)制限・パフォーマンスを維持しながらのサポートに | → ニーインクロス |
今回比較したbonboneスポーツ用の膝サポーター4製品は、競技特性や制限ニーズに応じた特徴を持っています。競技復帰・強い固定力が必要な場合はM.ACLestやスポーツニーガード、適度なサポート・動きやすさ重視の場合はDXフロントニーガードやニーインクロスを使い分けることで、選手・患者さまの満足度にもつながります。
それぞれの膝サポーターの特徴を理解して、サポーターを提案する際の参考にしてみてください。
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「デモ機で使用感を試してみたい」「患者さんにあった膝サポーターを相談したい」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
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記事について
執筆者:ダイヤ工業 メディカル部門スタッフ
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