インソールを選ぶ中で「ソルボのインソールはどれを選んで提案すべきか迷ってしまう・・・」といった経験はありませんか?ソルボのインソールはラインナップが幅広く、価格帯も用途もさまざまです。
この記事を読めば、ソルボインソールの主要ラインナップを用途・価格・特徴で整理し、業務用として仕入れる際にどれを軸に揃えればよいか、参考にすることができます。
読み終える頃には、患者さまのタイプ別に「まずこれを提案する」という判断軸ができているはずです。
本記事で紹介しているソルボインソールは、医療機器ではなく身体サポート用品(雑品)です。特定の疾患の診断・治療を目的とするものではなく、装着シーンや用途に応じた足部のサポートを目的としています。
📋 この記事を読めばわかること
- ソルボインソールの主要ラインナップと価格帯の全体像
- 衝撃吸収素材「ソルボセイン」の仕組みと特徴
- 日常用・スポーツ用・年代別(子ども〜高齢者)の使い分け
- ソルボライト/ソルボアスリート/DSISソルボヘルシー/DSISソルボメディの違い
- 業務用として最初に揃えるべき定番3タイプ
- 患者さまへの提案時に伝えるべきポイント
ソルボインソールとは?ラインナップの全体像

この章では、今後の比較の土台として、まずは「ソルボ」インソールの幅広いラインナップの全体像を整理します。
ソルボインソールは、粘弾性素材ソルボセインを使った衝撃吸収インソールの総称です。日常使い向けの「ソルボライト」、スポーツ向けの「ソルボアスリートⅡ」「DSIS」種目別シリーズ、用途別の「DSISソルボヘルシー」「DSISソルボメディ」「DSISソルボキッズ」まで、幅広く展開されています。
「インソール」の括りの中でも、日常用の薄型タイプとスポーツ用の高機能タイプでは、素材の厚み・アーチサポートの強さ・想定している荷重の種類そのものが異なります。院として正しく使い分けをご案内できるかどうかが、患者さまの満足度、そしてリピート購入につながります。
また、インソールタイプのほかに、ヒールカップや室内で使用できるサポーターも用意されているので、患者さまの状態や使用シーンに合わせて提案することが大切です。商品によって価格も異なり、数百円台の部分サポート品から、フルインソールタイプの数千円台まで幅があります。患者さまの状態と予算を話し合いながら効果を実感でき、日常的に使い続けられるものを案内することが、来院継続にも影響します。
衝撃吸収素材「ソルボセイン」とは?
ソルボインソールの最大の特徴であり、コア技術となっているのが、粘弾性高分子化合物である独自の衝撃吸収素材「ソルボセイン(SORBOTHANE)」です。
ソルボセインは、英国最大の政府ファンディング機関である英国研究開発公社(NRDC)の支援のもと、医療分野や生体工学の現場で「人間の筋肉や皮膚に近い特性を持つ衝撃吸収材」として開発されました。現在も医療現場でのパッドや各種サポーター、足部保護用品として広く採用されています。
👣 ソルボセインが持つ3つの大きなメカニズム
- 優れた衝撃吸収・圧力分散性: 歩行やジャンプ時にかかとや足裏へかかる強い衝撃荷重を効率よく吸収し、特定の部位に集中しがちな負担を面全体へ均一に分散します。
- 人肌に近い優れた粘弾性: 一般的なウレタンやスポンジ素材と異なり、ヘタリにくく、肉厚感としなやかな弾力性を長時間保持します。
- 抗菌・衛生的な設計: 汗や皮脂が触れるインソール内でも細菌の繁殖を抑え、清潔で衛生的な履き心地を維持しやすい素材特性を備えています。
患者さまへ「なぜソルボセインが良いのか」を説明する際にも、「医療現場の足部保護技術から生まれた、衝撃をしっかりと分散してくれる特殊なクッション素材なんですよ」とお伝えいただくと、納得感を持っていただきやすくなります。
価格帯・特徴で比較する主要ソルボインソール
この章では、業務用として仕入れの検討がしやすいよう、主要なソルボインソールを表で比較します。価格は変動する場合があるため、最新価格は必ずダイヤ工業オンラインストアでご確認ください。
| 商品名 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| ソルボライト | 日常使い(薄型・軽量) | 薄型で普段の靴に入れやすい入門タイプ |
| ソルボライトPRO | 日常使い(機能強化版) | 機能性三層立体生地でクッション性に優れ、空気を還流し快適な履き心地を実現 |
| ソルボアスリートⅡ | スポーツ全般 | 高反発×衝撃吸収のハイブリッドタイプ ソルボスポーツインソールで最軽量モデル |
| DSISソルボウォーキング | ウォーキング | Wラッセル構造による3Dアーチサポート |
| DSISソルボヘルシー | 日常の健康維持 | フル・ハーフ両方のインソールタイプを展開 |
| DSISソルボメディ | 医療従事者向け提案 | 整骨院等での提案を意識したラインナップ |
| DSISソルボキッズ | 成長期の子ども | お子さまの足のサイズ・成長段階に配慮した設計 |
用途別おすすめの選び方

この章では、患者さまのタイプ別に「まずこれを提案する」という選び方を解説します。実際の現場でそのまま使える切り分け方です。
・普段履きの靴に薄型のインソールを入れたい方: ソルボライト(薄型・軽量)
・ウォーキングを習慣にしている方: DSISソルボウォーキング(3Dアーチサポート)
・スポーツをしている学生・社会人の方: ソルボアスリートⅡ、または種目別DSISシリーズ
・成長期のお子さま: DSISソルボキッズ
・日常的な足の疲れ・健康維持を意識したい方: DSISソルボヘルシー(フル・ハーフから選択)
実際のところ、患者さまは「とりあえず疲れにくいものが欲しい」というような漠然とした要望から始まることもあります。質問を重ねるだけで、最適なタイプへ絞り込めるようになります。
業務用としてまず揃えるべき定番3タイプ
この章では、これから業務用として仕入れを始める院向けに、優先順位を提案します。全ラインナップを一度に揃える必要はありません。
🏆 まず優先すべき「定番3本柱」
まず優先したいのは、①日常使いの入門タイプ(ソルボライト)、②ウォーキング・健康維持向けのやや高機能タイプ(DSISソルボウォーキングまたはDSISソルボヘルシー)、③スポーツ向けタイプ(ソルボアスリートまたは主要種目のDSISシリーズ)の3本柱です。この3タイプがあれば、来院される患者さまの大半のニーズをカバーできます。
院によっては、そこに④成長期のお子さま向け(DSISソルボキッズ)を加えて4本柱にしているケースもあります。ファミリー層の来院が多い院ほど、この4タイプ目の需要は無視できないものになってきますので、地域の患者層に合わせて柔軟に調整していただくのがよいかと思います。
📦 在庫リスクを抑える院内運用のヒント
在庫を抱えすぎたくないというケースもあると思います。実は、サイズ展開まで含めてすべて在庫として抱える必要はなく、まずはサンプル・現物見本を用意し、注文は都度お取り寄せという運用にしている院もいらっしゃいます。
特にスペースの限られた場合は、フルラインナップを棚に並べるより、代表サイズ(M・Lサイズ中心)を数足ずつ置き、それ以外のサイズは受注後にお取り寄せする運用の方が、より在庫リスクを抑えながら物販を継続しやすいという声も聞かれます。まずは無理のない規模から始め、患者さまの反応を見ながら少しずつラインナップを広げていく形がおすすめです。
患者さまへの提案で押さえておきたいポイント
患者さまへの提案において大切なのは、施術の合間やカウンセリングでの会話の延長線上でご案内し、患者さまの状態がどうなるのか、どのような機能が必要なのかを理解していただくことです。
ソルボインソールは足裏のサポート力や衝撃吸収性に優れた製品ですが、患者さま自身が「なぜ自分に必要なのか」「普段の生活でどう役立つのか」を実感できなければ、なかなか購入には繋がりません。現場の先生方から好評な、自然に興味を持っていただくためのアプローチ手順とトーク例をご紹介します。
💡 患者さまへスムーズにご提案するための3ステップ
「普段よく履く靴はどんなタイプですか?」「お仕事中は立ち仕事が多いですか?」など、日々の生活環境や足元の状態を何気なく伺います。
「それなら、普段の靴にそのまま入れられるこの薄型タイプ(ソルボライト)が合いますよ」というように、患者さまに適した商品を提案します。
「施術での整えを長持ちさせるサポートとして、まずは1足試してみませんか?」と、負担にならない軽いトーンでお声がけします。
何種類もインソールを並べて選ぼうとすると、患者さまはかえって決めきれずに「また今度にします」と購入を先延ばしにされてしまうこともあります。商品の特徴と患者さまの状態をしっかりと確認した上で「今のあなたにはこれが合っています」と絞って伝える方が、選択のストレスがなく安心感につながります。
🗣️ 施術中の声かけ・トーク例
先生:「〇〇さん、最近お仕事終わりや普段歩いていて、足の裏やふくらはぎが疲れやすくなっていませんか?」
患者さま:「そうなんです。夕方になるとどうしてもだるくなってしまって…」
先生:「今日の施術で足元の歪みを整えましたが、普段履いている靴のクッション性を少し補ってあげるだけで、歩くときにかかる地面からの衝撃がかなり和らぎますよ。施術の効果を長持ちさせるためにも、普段の靴にサッと敷けるこちらの薄型インソールを一度試してみませんか?」
このように、施術で患者さまの体を整えたうえで「日常生活でのケアや施術効果の維持」という文脈で案内すると、売り込み感を出すことなく信頼関係の中でご納得いただきやすくなります。
患者さまの日常の変化や悩みに寄り添う延長線上でインソールを提案することは、院への満足度を高め、継続的に通っていただく信頼の土台作りにも繋がります。
まとめ
- ソルボインソールは日常用・スポーツ用・年代別まで幅広いラインナップがある
- 業務用としてはソルボライト・DSISソルボウォーキング・ソルボアスリートⅡの3本柱から始めるのが現実的
- 患者さまの生活動線を一言確認するだけで提案の的中率が上がる
- 選択肢を並べすぎず、ある程度絞って提案するのが購入につながりやすい
- スポーツ用と日常用は設計思想が異なるため適切な使い分けをご案内する
- 複数タイプを一度に見せるより、1タイプずつ段階的に提案する方が購入につながりやすい
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📚 参考文献・出典
・ソルボ公式サイト「SORBOTHANE」インソール製品ページ(https://www.sorbo-japan.com/insole.html)
・ソルボ≪公式≫オンラインストア(https://www.sorbothane-shop.com/)
・ダイヤ工業株式会社 商品ページ(ec.daiyak.co.jp/collections/11)
記事について
執筆者:ダイヤ工業 メディカル部門スタッフ
ダイヤ工業Instagram:https://www.instagram.com/daiyak_medical/
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